京都国際会館にカフェ!建築見学がずっとお手軽になりました

現代建築

類まれな造形美でひとびとを魅了する国立京都国際会館。丹下健三の弟子、大谷幸夫による特A級の名建築です。

これまで限られた機会にしか見学できませんでしたが、10月1日にカフェがオープン。月に数回の一般開放日が設けられたので早速お邪魔してきました。

まずは受付でカフェ目的での来訪を告げ、バッジと案内図をもらいます。写真撮影はOK。会議場と2階より上は立入禁止です。
※エントランス側の外観もスゴいのですが今回は割愛。館内と庭園側に焦点をあてて記事にしていきます(省きに省かないと書ききれない…)

何かを予感させるような心躍るアプローチ。上部から差し込む自然光が、コンクリート壁の荒々しさを浮き立たせています。

一本道を抜けた先がメインロビー。会議場と同等の力を注いだとされる空間。

憧れのV字柱と対面!

家具は剣持勇がデザイン。トーンを抑えた空間だけに余計に色鮮やかに映ります。

カフェ「NIWA café」はそんなロビーの一角にオープン。京都ではおなじみの前田珈琲がプロデュース。営業時間は9時~18時です。

メニュー表 画像拡大可(出典:公式PDF

コーヒー300円。チキンカレー700円。フレンチトースト700円。ふつうの価格が嬉しい(むしろ安い)。アルコールで建物酔いに拍車をかけるのもいいですね。

ほかにケーキやパック飲料もありました。

飲食は剣持勇のチェアとテーブルが並ぶラウンジ

もしくは庭園を見渡せるテラス席で

前面の池、舞台の花道のような通路が縦横に組まれています。段差がイイ。欄干もイイ。

真っすぐ伸びる通路のおかげで、一番奥の山に視線が誘導されます。丹下健三ゆずりの軸線ってやつでしょうか。

正直、辺鄙な場所にあるなぁと思っていたのですがこの借景で納得。日本初の国際会議場、この風景を外国人に見せたいと考えたのかもしれません(生け垣の向こうは宝ヶ池)

ちなみに先端はベンチになってます。欄干とデザインが調和しすぎて最初は気付きませんでした。

振り返ると京都国際会館の迫力ある正面姿。

台形、逆台形の組み合わせは合掌造りに着想を得たとか。巨大な神殿のようにも見えます。

水に映ることで造形が反転

御神体は比叡山!といいたくなるアングル。

唯一見える敷地外建物がザ・プリンス 京都宝ヶ池(旧・京都宝ヶ池プリンスホテル)

村野藤吾の設計で1986年に竣工しました。台形と楕円。名建築家の競演です(計画に関してはイザコザがあったという話)

なるほど石垣も台形ですね。石垣と建物と台形と逆台形に津山文化センターを思い出しました。

回遊式の庭園にはオブジェが点在。茶室もあります。

お客さんがまばらだったカフェも、午後にはかなり埋まっていました。

私は3時間の滞在中ずっとウロウロ。座っていた時間はごくわずか。優雅なリモートワークはまだ先の話になりそう。

カフェの一般開放日は公式サイトでチェック。その日を狙って京都入りする価値はあります。

「そうだ 京都国際会館、行こう。」