名建築巡り 津山文化センターの「斗栱」と魅惑の内部空間

現代建築

津山文化センターが2年におよぶ休館を経て4月1日に再オープン!その記念としてリニューアル前の2017年に撮った写真を掲載します。どこが変わったか、訪問の際に見比べてるのも楽しいかもしれません。

外観を特徴づけているのは社寺建築に使われる「斗栱」(ときょう)のモチーフ。2層にわたって張り巡らされ、外側に張り出す軒を支えます。

まずは、本物の「斗栱」(組物)の写真を。薬師寺東塔のは三段分出ているので三手先と呼ばれます。

津山文化センターはその伝統的手法をコンクリートで表現しました。とても濃い造形ですが、全体を見ると軽快さがあります。

展示ホールの壁の文様は粟津潔がデザイン。石垣で有名な津山城と対峙します。

逆ピラミッド形の立面は、石垣と呼応させているでしょう。

展示ホールと本館の間のスロープ。もともとは中庭があったといいます。

展示ホールの螺旋階段はリニューアル後の見取り図にも描かれていたのでおそらくこのまま!

建物内部からの斗栱も見ごたえがあります

床もみじならぬ床斗栱

柱には凸凹があり、こちらも木を組み合わせたような表現。取り付く階段もイイ感じ。

宙に浮かぶ円柱は何とトイレ!

ホワイエの上には不思議な照明が。縦横につながった棒の先に光がともってて、線香花火やホタルみたいでした。

大ホールです。3つの楕円はスピーカー。リニューアルに伴って客席数が1054→1003になったので座席の間隔、通路を広げたのかもしれません。

津山が生んだ有名人、B’zの稲葉浩志さんも2017年に凱旋ライブを行いました。次はリニューアル記念ライブ?個人的には宝塚の全国ツアー公演を待ち望んでます。建物見学と合わせて一石二鳥!

全体的にバリアフリー化も進められました。最も変貌したのが東側でしょう。完成後の写真を見ると、エントランス、エレベーターホールとなるガラスの箱が増築されていました。

津山城石垣展望スポットとして屋上を開放してもらえたら嬉しいなぁ

耐震工事を含む今回の大規模改修で、津山文化センターの寿命は2045年頃まで延びました。綺麗で使いやすくもなったはず。津山のシンボルとして長く愛される建築になりますように。