3月28日から31日の日程で開催されていた「京都国際会館2021 Open Day さくらスペシャル」。建築目当てで赴いたら、想像以上に桜が綺麗だった話。
地下鉄の終着駅を降りてなお続く長い地下通路。少々ゲンナリした気分は、エスカレーター正面に現れる桜によって一気に吹き飛ばされました。ちょうど満開の時期を迎えていたように思います。
エントランスから続く通路に、いつも以上にソワソワしたのは建築+αがあるからかも。例年はミニコンサートなどが催されるようですが、今年はコロナで自粛。昨年はそもそもイベント自体が取りやめだった気がするので、開放してもらえるだけで感謝です。
グリルでは「さくら御膳」「お花見弁当」、NIWA cafeでは「春の焼菓子セット」「桜の京風むうすセット」が特別に用意されていました。カフェと建築見学記については以前にブログ記事にしています。
京都国際会館のカフェへ!建築見学がずっとお手軽になりました
類まれな造形美でひとびとを魅了する国立京都国際会館。丹下健三の弟子、大谷幸夫による特A級の名建築です。 これまで限られた機会にしか見学できませんでしたが、10月1日にカフェがオープン。月に数回の一般開放日が設けられたので早速お邪魔してきまし...
庭園全体図
小川と起伏がある庭園東側に桜が数十本密集します。お花見の頃に庭園を開放している…くらいの前知識だったのでその本格っぷりに驚きました。桜のプチ名所といっていいくらい。国際会議で訪れた各国要人に「これぞ日本!」と喜んでもらうためかもしれません。
特に嬉しいのは混雑とは全く無縁だったこと。庭園を散策するのは多くても3組くらい。観光客でごった返す市内中心部とは大違いです。
ソメイヨシノが主で、他にアクセント的に数種類。巨大神殿のような建築との相性もGoodです。
花筏も期待できそう。
比叡山の中腹にも薄くピンク色に染まる箇所がありました。
老桜と別館。先ほどの密集エリア以外にも回遊路には桜が幾本か植わっていますが、この1本はちょっと特別扱い。
老桜と本館
締めはやっぱり花より建築。池に映る京都国際会館です。
来年はコンサートの音が響きますように。