大規模リニューアルが終わった高島屋東別館の建物見学会に参加。松坂屋として営業していた頃の栄華に触れてきました。
見学に際して配られたプリント
ランプで階数を知らせるエレベーター、当時の手すりがそのまま残る階段、文化財級に珍しいというバケットエレベーターなどなど他の見学者さん同様「お~」と声をあげっぱなしでした。
贅を凝らした正面エレベーター。ほかと違ってココの扉は純ホワイトブロンズ製。
地下のナナメの壁には真っ白なタイルが貼られています。以前はプリズムガラスを通して地上から自然光を落とし、反射させることで明るさを確保したとか。
保管庫はそんな見学会のハイライト。リニューアルに際して、交換せざるをえなかったもの等が大量に置かれていました。
かつての玄関にも出会えました。「ひく」が懐かしい~
リニューアルで失われてしまった高島屋東別館の玄関装飾 ※2011年撮影 pic.twitter.com/DLvMTKT4qB
? shoken@ビル景 (@bbbuilding100) December 18, 2019
ちゃんと保管されてました!
玄関は大きく改造されましたが、元の姿に戻せるよう設計したとの説明も。
建物を特徴づけるアール・デコやアカンサスの装飾物
「8F和室」なんてものが?!
これはエレベーターの文字盤の裏にある装飾ですね
まるみが実に優美
エレベーターはオーチスの最先端製品を導入したといいます
入荷エレベーターの制御盤
これらもエレベーター関連かな。
燦然と輝く「アイススケートリンク」
かつて屋上で営業してました。
当時の様子をいきいきと伝えます。
セメント袋もかなりの年代物。磐城セメントはその後、住友セメントに改称。平成6(1994)年に大阪セメントと合併し、今の住友大阪セメントになりました。
洗面台まで保管してくれる高島屋さんに感謝!
ここに紹介したものは一部。保管庫はまだまだ未整理だそう。将来的には高島屋史料館での展示をと願ってやみません。