京都・鴨川の7億円マンションが完成!

「分譲価格7億円超」で話題を呼んだ京都・鴨川沿いのマンション「ザ・パークハウス京都鴨川御所東」が完成していたのでレポートします。

ざっくりと「7億円超」と紹介されることが多いマンションですが正確には7億4900万円。1995年以降では西日本最高価格だそうです。7億4900万円の住戸を含む第1期分は即日完売で、全85戸が2017年6月下旬の入居開始を前に売り切れました。

強気の価格設定の理由は立地の希少性。鴨川沿いの土地が売りに出ること自体めったにありませんが、それがマンションとなると更にレア感が増します。ディアステージ上京鴨川(2004年竣工)以来、13年ぶりのマンション供給となりました。

マンションは本館「BIREI-美麗-」と別館「AKATSUKI-暁-」で構成されていて、鴨川と平行する別館に超高額住戸が集中していると思われます。最高価格をつけた住まいは別館最上階の南東角でしょうか。鴨川はもちろん五山の送り火を正面に見ることができる287.23m2(3LDK)の住戸です。

セカンドハウスとして購入する富裕層が多いようで、第1期分に関しては東京在住者が3割を占めました。最近、超有名歌手が京都でマンションを購入したと話題ですが、ザ・パークハウス京都鴨川御所東にも著名人の購入者がいるかもしれません。

敷地入り口はグルっと回って反対側。見えているのが本館「BIREI-美麗-」で、こちらは5階建て。鴨川を眺望できる住戸は一部だけかもしれません。全てが億ションではなく、最安の部屋は4000万円台からと、バリエーションある価格設定になっています。敷地を囲む植栽も種類が豊富で、盆栽と見紛うような樹木もありました。

三菱地所レジデンスの高級グレード「ザ・パークハウス」に「鴨川」と「御所」を付けた訴求力ある名称。全国河川ブランドランキングなるものがあれば鴨川が1位のような気もします。京都御所は歩いて2分ほどです。

周辺は町家が点在するエリア。瓦屋根の町並みを見下ろすのもgood

直接、鴨川の河川敷へは出られませんが、すぐ脇を通る道からアクセス可能。マンション前面には桜が植えられているので満開時にはとびきりの贅沢感が味わえそうです。一方で、別館低層階では生い茂る桜が鴨川の眺望を遮ってしまうかも…と少し気になったりして。

鴨川沿いには遊歩道が整備されています。名物の鴨川等間隔が見られる三条、四条あたりとは異なり、地元民がベンチに座ってのんびり過ごすエリアです。

瀬音が天然のBGMに

窓をあけると鴨川がある生活。一度は体験してみたいものです。

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