光世証券本社ビルから眺めるTHE水都大阪な大絶景

近代建築の美、超高層の美、水都の美。美しい大阪をギュッと詰め込んだ中之島を一望にできる光世証券本社ビルが、ついにイケフェス初参加!一足早く見所を紹介します。

ビルの名前は知らなくても、入り口に五代友厚像がある凸凹のレンガ積み建築と聞けば「ああ、あそこか!」とピンとくる人も多いでしょう。空前絶後の豪華施設、ホテル川久を手掛けた永田祐三(永田・北野建築研究所)が設計し、2000年に完成。北浜の風雲児と呼ばれた巽悟朗が光世証券を率いていた頃の建築です。

1階ロビーの階段。楕円をえがく1段目は、永田祐三の作品でよくみられる特徴です。

階段をのぼると2階レセプションルーム。お高そうな椅子やテーブルがずらり。

寄木張りの床、照明器具はもちろん、絨毯の柄がそれぞれ違っているのも注目ポイントです。

贅を尽くした空間で主役をはるのが「弓を引くヘラクレス」(1909年) 近代彫刻の三大巨匠の一人といわれるアントワーヌ・ブールデルの代表作です。
“ヘラクレス像の究極ともいえる緊張感は、相場に立ち向かう理想の姿として、光世証券のコーポレート・カルチャーのシンボル”なのだそう。

11階GTホールもアーチの天井、寄木の床、楕円のシャンデリアと、2階レセプションルームと共通点のある造り。ちなみに私は「船場博覧会2018 船場の建築セミナー」で訪問。“光世証券本社ビルの最上階を会場に”の一文に、参加を即断しました。

そんな最上階からは、息を呑む大絶景が!中之島と梅田の超高層ビル群をバックに、光り輝く中央公会堂。11階GTホールはテラス付きなので、ガラス越しじゃなく直にこの景色を感じることができます。

中央公会堂にズーム。建物そのものの美しさに、夜はライトアップが加わります。大阪証券取引所社長ともなった巽悟朗は、中央公会堂の修復工事にも尽力しました。光世証券本社ビルは土佐堀通側に玄関がありますが、中之島側も赤レンガで仕上げた両正面のデザインになっています。中央公会堂と呼応させたのかもしれません。

観光船がやってきて…

中央公会堂を横目に180°ターン

THE水都大阪!な1枚が撮れました。

御堂筋沿いの日本銀行大阪支店

東方面はこんな感じ。堂島川の上を走る阪神高速環状線の橋脚が、緑色にライトアップされています。2022年現在、「こども本の森 中之島」(設計:安藤忠雄)が左下に完成。また、中央公会堂→難波橋に至る車道が廃され、歩行者空間化しています。

セミナー終了後、中心人物である某先生が「イケフェスってイベントがあるんですが…」と光世証券担当者に交渉している場面に遭遇。それから4年が経ち、待ちに待ったイケフェス初参加の一報が!

間違いなく満足できます。面白い大阪だけじゃなく「美しい大阪」を感じてみるのはいかがでしょう。

公開日程
10月29日(土)10:00~16:00
10月30日(日)10:00~16:00
※無料、予約必要なし

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