大阪、京都、奈良中心部、橿原・吉野と4方向に路線が伸びる近鉄大和西大寺駅。タモリさんも愛する交通の要衝駅に、南北をつなぐ自由通路が開通しました。
大和西大寺駅は奈良県下有数の1日4万8000人の乗降を誇るターミナル駅でありながら、開かずの踏切、狭い地下道と、南北の移動手段は貧弱そのもの。線路を横断する自由通路によって、利便性が大きく向上することになります。
南口側にはエレベーター、エスカレーター、2つの階段が設置されました。
自由通路は長さ75.5m、幅6m。
エレベーター+押し歩きで自転車も通行可能です。
供用を始めた中央改札口
改札正面の大型マルチディスプレイには、各行き先ごとの列車情報がデジタル表示されます。これは便利!
近鉄は「近未来ステーション構想」を掲げていて、大和西大寺駅はその先駆例。AIを活用した駅案内ロボットや新たなバリアフリーシステムが導入される見込みです。
ならファミリーがある北口側は現時点でエレベーター、階段が1つずつ。今後、北改札跡を撤去して、左に向かってエスカレーター、右に向かって階段が設置されます。完全開通は2021年3月を予定。
お次は大和西大寺駅の醍醐味。複雑に絡み合う平面交差が上からどう見えるか、です。
結果はこちら。ちょっと微妙ですね。
ガッカリも束の間、北口の階段からはイイ展望が。
ポイント数日本最多という線路と張り巡らされた架線。望遠レンズによる圧縮効果も相まってゴチャっと感が出ます。
近鉄に加えて、阪神、京都地下鉄も乗り入れているのでバラエティ豊か。3面5線のホームに列車がひっきりなしに出入りします。お子さんらはガラスに張り付いて大喜びでした。
ハイライトは近鉄特急しまかぜ!!
京都〜賢島を結ぶ途上に立ち寄ります。往路は10時33分発(2020年4月時点)
復路は17時6分発。正面からの凛々しい顔立ち
タワークレーンの向こうは若草山。近鉄電車×山焼き。1月にはそんなコラボが楽しめそうです。