天理の夏のナイトパレード。異形建築群とギラギラ電飾の共演は今年が最後

天理では7月末から8月初めにかけて「こどもおぢばがえり」という子供を対象とした宿泊行事があります。おやさとパレードはそのイベントの一環。2019年をもって惜しくも終了するとのことなので見納めてきました。

30発ほどの打ち上げ花火を号砲に、パレード開始。天理教神殿に向かう一直線の道を、各グループが趣向を凝らして進んできます。

電飾ギラギラのフロートは某エレクトリカルパレードを彷彿とさせます。演奏隊もやって来るので目にも耳にもとても賑やか。ハワイ、ブラジルなど世界各国の信者さんらも行進に参加していました。

かき氷のフロート、ミニ遊園地のフロート。前者には人が乗ってます!

パレード出発点の「おやさとやかた真南棟」。1階を道路が貫通していて、その裏手が行列の待機スペースになってます。

異形の建築からボコボコと派手なフロートが飛び出してくる摩訶不思議

巨大な何かも待機中

「おぢばがえり」の「ぢば」とは天理教が定める世界の中心。神殿中央にそれがあります。だから、世界の中心に向かって進んでいく…ということになるのでしょうか。行進距離は800mほど。

天理高校野球部が甲子園出場を決めたならパレードに参加するらしいのですが、2019年は準々決勝で敗退してしまいました。

神殿です。

行列はここで90°右折します。

先程の“何か”はバルーンの恐竜でした。ブワッと立ち上がると大きな歓声が。

締めくくりはマーチングバンドの名門、天理教校学園高校。一致乱れぬ行進姿は最後を飾るにふさわしい迫力でした。

7時45分頃に始まりたっぷり1時間。

ただでさえ独特な天理の宗教建築群に、ギラギラ電飾がプラスされる世にも珍しいパレード。私は天理教徒ではありませんが全く気兼ねなく楽しめました。

パレード終了から30分後、神域はいつもの静寂を取り戻していました。

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