瑜伽山園地 浮御堂そばの無料庭園で十二支&鹿の石灯籠に出会う

旅・いろいろ

奈良公園の南端、浮御堂のすぐ隣に瑜伽山園地 ゆうがやまえんちがオープンしました。山口財閥の当主で、美術品蒐集家でもあった山口吉郎兵衛の別荘の庭を復元したもので、旧山口氏南都別邸庭園とも呼ばれます。見学は嬉しいことに無料。

奈良を代表する景観のひとつである鷺池と浮御堂。瑜伽山園地は浮見堂につながる橋の南向かいにあります。

宿泊施設(ふふ 奈良)、 交流・飲食施設をふくめ、全体をひとつの庭と見立てる庭屋一如 ていおくいちにょの考えのもと、茶室、高低差のある園路、池などが整備されました。広さは約1.3ヘクタール。建物設計には隈研吾氏が関わっています。

復元された山口吉郎兵衛による茶室「籜庵 たくあん

庭園がある高畑エリアは志賀直哉をはじめとする文化人が集った場所。当時は彼らの交流の場だったのでしょう。有料で貸し切り可能。料金一例は午前中3時間の利用で8,400円となっています。

庭園は明治から大正にかけて作庭されました。ほんの1年ほど前までは一見ただの雑木林だったので、奈良市民であっても庭園遺構を知る人は殆どいなかったと思われます。

特に見どころなのが石灯籠のデザイン。そのなかでも池のほとりにある1基に目を奪われました

火袋に鹿

中台に十二支が刻まれているのです。

丑(うし) 子(ねずみ)

卯(うさぎ) 寅(とら)

巳(へび) 辰(龍)

未(ひつじ) 午(うま)

酉(にわとり) 申(さる)

亥(いのしし) 戌(いぬ)

足元でも鹿が遊んでいました。まさに奈良仕様の石灯籠といえます。

ほかの石灯籠も魅力的。

これは鎌倉時代のものと伝わっているとか。

こちらは三日月窓が尾っぽ(?)でした。

かなり薄くなっていますが、これも鹿。

笠がやけに重厚です。

石灯籠は私が数えた限り6基。それぞれに個性がありました。手水鉢、石塔といったほかの石造物もイイですよ。

仲の良さそうな石仏も発見。少しわかりにくい場所にあるので探してみてください

 

瑜伽山園地 旧山口氏南都別邸庭園

住所:奈良県奈良市高畑町1184-1

開園時間:9時~22時(入園は21時30分まで)

休園期日:2月24日~2月末日まで

入園料:無料