大丸心斎橋店本館の再オープンと入れ替わるように、北館が休館入り。2年におよぶリニューアル期間中、屋上からの景色が見られなくなります
2021年の姿を思い描きつつ、2019年の大阪を記録してきました。
屋上は都心とは思えない空の広さ
高層建築がまわりに少ないため、遮るものなく3方向を見渡せます。
とくに北側は絶品。
北浜、本町、梅田、中之島といった主要エリアの超高層ビル群が連なって「これぞ大都市!」といった感じ。2年後、景色が最も変化しているのも北側でしょう。
すぐ手前、DIESEL看板がある心斎橋プラザビル東館など周辺4棟の一体的再開発が決まっています。地上31階建ての大規模複合ビル。ヒューリック、竹中工務店、JR西日本不動産開発に加えて、大丸松坂屋百貨店も参画しています。
竣工予定は2024年なので次回、屋上が公開される頃には建物はもう取り壊されているでしょう。
タワークレーンが立つW OSAKAは2021年2月に開業予定。日本初上陸のパリピ向けラグジュアリーホテルが御堂筋の雰囲気がどう変えるのか楽しみ。
一方で中之島フェスティバルタワーの2棟はほぼ見えなくなりますね。
2020年末の閉館が決まっている御堂筋ダイビル
1964年竣工の御堂筋ダイビル。ステンレスをまとった姿にまだ見ぬ未来を感じた人も多かったことでしょう。そんなビルに余命宣告、閉館まで1年半。この光沢を存分に目に焼き付けておきたい pic.twitter.com/6O4QLXt7xr
? shoken@ビル景 (@bbbuilding100) May 21, 2019
IRおよび京阪電鉄の延伸計画が具体化すれば、中之島西部の空き地にも動きが出てくるでしょう。中之島4丁目計画、リーガロイヤルホテル建て替えなどなど、再開発のタネは盛りだくさん。
大阪中之島美術館の開館は2021年ですね。
北側に比べるとダイナミックさに欠けますが、東側にも高層ビルが増えました。3棟のタワマンの裏側にも再開発用地があります。
難波、天王寺方面。あべのハルカスを遠望。
中央に写るなんばスカイオは、難波にオフィスの可能性を示しました。インバウンドの波を受け、ミナミもどんどん変わっています。
宗右衛門町では幽霊ビルの半分(写真右下)が建て替え中。
湊町エリアの再開発話が聞こえてくるのは、2031年のなにわ筋線の開業が近くなってからでしょうか。
現在の大阪を記憶し、未来の大阪に思いを馳せる。
ここに列挙した以外にもあっと驚く再開発計画が出てくるかもしれません。2021年、どんな景色が見られるのでしょうか。楽しみに待ちたいと思います。
大丸心斎橋店北館
屋上庭園開放時間 10:00~17:00
休館スケジュール(パルコ等に改装) 2019年9月15日~2021年春