2022年5月、大和郡山市の新市庁舎がオープンしました。金魚の産地にふさわしく建物内は金魚に彩られています。
まずは長さ3mの巨大水槽がお出迎え。ロビー中央にデンッと鎮座して違和感がないのは、大和郡山ならではといえるでしょう。
大和郡山のブランド金魚16種、約100匹が泳ぎ回ります。
生体ばかりじゃありません。金魚モチーフのデザインがあちこちに。
金魚の形にマグネットが配置されているのは、掲示物がまだ無いがゆえのオープン特典??矢印も金魚です。
会議室を使うと…
こうなります!
ところどころの菱形は旧藩主、柳沢家の家紋「郡山花菱」をモチーフにしたとか。
金魚と家紋。トイレの洗面台はそんな2つがコラボします。
これだけ金魚を浴びると、もはや色だけで金魚を想起します。
旧庁舎からの引き継ぎ、金魚すくい用応接セットの一部ですね。
隣の山田守設計の旧庁舎はこれから取り壊し予定。
旧庁舎時代も金魚推しでした。新庁舎はサイン等に最初から金魚を組み込んでいます。
新庁舎を設計したのは梓設計。山田守の旧庁舎に敬意を払い、デザインの一部踏襲を検討したそうですが、ちょっと見つけられませんでした。
庁舎はまだ完成形ではありません。旧庁舎取り壊し後、正面玄関を兼ねた交流棟が建設されます。
近くの商店街が金魚ストリートを名乗るなど、金魚は市内の観光活性化に一役買っています。新たな市庁舎もそんなスポットの一つになりそう。他にも金魚はちょこちょこいるので、探し回るのも楽しいかもしれません。