豪華クルーザーにヨットに白亜のホテル。モナコみたいな雰囲気ですが、ここは芦屋。ベイコート倶楽部の完成によってセレブ景観がさらにセレブに進化しました。
芦屋といえば山側に広がる大邸宅ゾーンのイメージが強いですが、海側も当然のごとくセレブ。芦屋マリーナとその隣の新西宮ヨットハーバーには、富裕層が所有する豪華クルーザーが所狭しと停泊しています。
『芦屋ベイコート倶楽部ホテル&スパリゾート』があるのは、その2つのマリーナに挟まれる場所。
どんなホテルなのかまずは写真を何枚か並べてみます。
これで外国人が闊歩でもしていたら、完全に異国の避暑地です。
ただ、このホテルは「完全会員制」なので普通には宿泊できません。
会員権価格は、一番安いベイスイートルームの年間12泊プランが857万円。最高額のロイヤルスイートルーム年間24泊プランが3,636万円。
加えて年12~27万円程度の管理費が必要。メンバーもしくはメンバーから招待を受けた人だけが宿泊できます。
海側先端に一番高額なロイヤルスイートルームがあります。バルコニーにはソファーやテーブルだけでなくバスタブも設置。マリーナビューを楽しみながら入浴できる超贅沢仕様です。突堤に立つので遮るものはありません。
豪華客船だと勘違いしても何ら不思議じゃない外観。今にも出港しそうな佇まいです。
ホテルを開発したのはリゾートトラスト。完全会員制である「ベイコート倶楽部」は東京に次いで芦屋が2ヶ所目で『コンテンポラリー芦屋スタイル』をコンセプトにデザインされました。
六甲山から見下ろすとまさに船そのもの。船をモチーフにしたホテルはいくつかありますが、立地も含め、ここまでそれっぽいのは少ないでしょう。ちなみに海にポツポツと浮いているのはヨットです。
艦橋のような最上階にはアウトドア・スパとプール。
また、ホテル内には日本料理、イタリアン、中国料理のレストランを揃えていて、コンシェルジュサービスも充実しているみたい。ちなみにホテルHPには「クルーザーでお越しのお客様」向けの注意書きがあります。
「BAYCOURT CLUBⅠ」
船名からわかるように、芦屋ベイコート倶楽部が保有するクルーザー。宿泊者はレンタルが可能でお値段は1時間5万円。5時間で20万円。定員は12名です。おおよそ3時間で、明石海峡大橋まで往復できるようです。
調べるほどにその豪華さに圧倒されました。ホテル内に入れる機会はなかなか無いと思いますが、外から眺めるだけでも十分。つかの間の海外リゾート気分を味わえます。