道頓堀のDOTON PLAZAをレポート。インバウンド向け免税モールには観光バス専用の誘導路があった

4月、道頓堀エリアの端っこに商業施設「DOTON PLAZA」がひっそりとオープンしました。そこそこの規模、そこそこの立地にも関わらず公式HPはなし。開店に向けての周知も殆どなかったように思います。なぜか。それはDOTON PLAZAが(ほぼ)外国人観光客専用の免税モールだからなのです。

写真は堺筋、常に混雑している観光バスの一時停車場付近を写しています。右奥に見えるガラス張りの建物がDOTON PLAZAです。

 

建物は、堺筋に面した側から雑居ビルを迂回して、道頓堀川方向に折れるL字型の形状。Dギザギザした外観は折り鶴がモチーフになっています。建設にあわせて前面の広場も整備され、見紛うほどにキレイになりました。アプローチ面でも大きな改善です。

広場には道頓堀川を開削した安井道頓、そしてその遺志を継いだ安井道卜の顕彰碑があります。以前は広場が酷い状態だったので足をとめる人もいませんでした。ようやく日の目が…。

 

次はフロア構成を紹介します。1階は海外ブランドのバックや時計、南部鉄器、ジュエリーなどを扱う高級店舗が入っています。一方で大衆向けのメガネ店であるJINSが入居。また、抹茶カフェの「茶の彩」、カフェの「駅前パーラー」が営業します。駅前パーラーは堺筋側に別の入口があるので利用しやすそうです。

 

2階は化粧品、健康グッズ、食品、キャラクターグッズなどのフロア。レンタル着物もあって一式3800円、メイク等諸々込みで6800円でした。また、茶屋風のスペースで茶席を体験できるDOTON縁日が設けられています。

 

3階にはお決まりのドラッグストア、そして生活雑貨、炊飯器といった家電などの売り場がありました。ドラッグ新生堂?聞いたこと無いなぁとググったら福岡の会社。しかし、店舗一覧を見てもこの店は掲載されていないという…。

さて、お次は内部!といきたいのですが撮影禁止でした。一言で説明すると和の要素てんこもり。和装の従業員さんがいて、和傘が飾ってあり、花柄のインテリアがあってという感じでした。中国・韓国・台湾人あたりがメインターゲットなので店員さんの大半がアジア系外国人の印象。日本語記載のない商品説明もありました。日本人の買い物客にはおそらく出会っていないと思います。

 

とにかく施設大半の店舗が免税店。ここまでの規模の免税モールは国内最大級だそうです。そして、このDOTON PLAZA。お客さんがワッと増える、つまり観光バスが乗り付ける瞬間があるんですよね。その観光バスに関連して特筆すべき点があります。

 

観光バス専用の誘導路があるんです。道頓堀川方向の入り口からバスが進入。外周に沿ってエントランス前まで来てお客さんを降ろし(乗せ)、そして堺筋に出ていくのです。

 

堺筋に設けられた従来のバス乗降場の混雑っぷりは承知の通り。歩道に人が溢れてしまっている状況は地元民、観光客の双方にとってあまり好ましいものではありませんでした。

専用誘導路は敷地内なので交通に影響を及ぼしません。道頓堀巡りを楽しんだ観光客は、買い物しながらバス待ちができる。店側も潤う。これ、色んな面でメリットがあると思います。

 

ただ、注文がないわけではありません。店内の待機・休憩スペースが小さすぎ!結果、広場などの段差に座ってバスを待つことになります。改善して欲しい点ですね。

 

報道ではインバウンド消費の不調が伝えられます。逆風の中での船出となった感のあるDOTON PLAZA。しかし、いわゆる“爆買い”が終息に向かっているだけで観光客自体は今後も増加が見込まれます。夜の営業時間は長いですし、手薄だった道頓堀の西側エリアに賑わいをもたらす施設として期待したいですね。

 

営業時間

1階・2階 10:00~21:30

1階飲食 7:00~23:00

3階 生活広場 9:00~20:30

3階 ドラッグ新生堂 9:00~21:30